今回は釣行記ではなく、フライタイイングの備忘録的なもの。
今年入ってからの岡崎トラウトポンドで成果を上げているエッグフライ。実はこのエッグフライ、既存品を購入していたのです。
今まで何度かYouTubeを見ながら作ってみたのですが、丸くならないという重大な欠点がありました(笑)
しかし、前回の釣行で黒のエッグが在庫切れを起こしたので、あらためて作ってみようと。
参考動画
そこで再度YouTubeで検索し丸く作れる動画を探していたら、今までとは全く異なる作り方で「まん●エッグ」を作れる動画があったので、それを参考にチャレンジ!
ちなみに参考動画はこちら
※岡部俊彦(あんてろ~ぷ)様より引用
この動画でやっている作り方は、あの釣りアニメ「放課後ていぼう日誌」の主人公「鶴木陽渚」ちゃんが無心になるときにやる、羊毛フェルトを針でツンツンして任意の形に固め、人形を作る方法と同様なもの。
放課後ていぼう日誌アニメについてはこちら
最初に作ったエッグ
▼なかなか●にならない
最初に作ったエッグフライですが見てわかるとおり綺麗に丸くならない…。
10分以上もツンツンしたのに固まらない…という状況。
1個作るのに10分以上もかかっては時間がいくらあっても足りない…そしてきれいな丸にならないと満足いかない…。
無理やり丸めてフックに取り付けている状態です。
ここで最初の壁が(笑)私にはエッグフライを作るなという神様からの啓示かと思いました。
しかし、諦めてはいけないと思い直し、フライを作る前に羊毛フェルトの人形の作り方を学んでみようとネット検索。
そこで出会ったのがこちらのWEBサイトでした。
はじめての羊毛フェルト まずは基本を覚えよう | Craftie Style
※羊毛フェルト人形についてはこちらのWEBサイトを参考にしました
なるほど!目から鱗!
動画では不足していた部分について詳しく書かれており、実際に羊毛フェルトを作る手順と同じ様にエッグフライを作ってみたところキレイなエッグフライを作ることが出来ました!
しかもある程度の硬さがあるので、ほつれる事もなさそうです。
▼試行錯誤の末、まん丸エッグ
さて、実際の結果を写真で見てもらいましたので、ここからは動画を補足する感じで説明していきます。
必要な素材と道具
・アクリル毛糸(並太) 色は好きなものをどうぞ
・フェルティングニードル 1本あればOK
・瞬間接着剤 ハケタイプが使いやすいです
※その他フライタイイングツール全般
※フックはお好みで
※上記3点は全てダイソーで揃えてます
作り方
それでは作り方です。
STEP①
毛糸を約5㎝程の大きさに切ります。
今回は5mm程のエッグになります。
※大きなエッグフライを作りたい場合は長さを長くします
STEP②
そしてその毛糸をほぐして3つに分けます。
STEP③
3つに分けた毛糸の2つを使います
この2つをさらにほぐして広げます。
広げる前と広げた後の毛糸を並べてみますとこんな感じ。
この作業が結構大事なのでしっかり広げましょう。
STEP④
ほぐした毛糸の1本を端からしっかり丁寧に巻いていきます。
この巻き終わった毛糸のカタマリを2本目の上に乗せますが、その時毛糸の繊維の向きが十字に交差するようにカタマリを90度向きを変え、カタマリを外側に2本目を巻いていきます。
※作業中は両手がふさがっているので写真撮れず…。こういったとき動画が良いよね。
STEP⑤
出来上がったカタマリの形が丸くなるように指で丸めて調整します。
こんな感じ。ざっくりで大丈夫。
STEP⑥
この丸くなったカタマリにフェルトニードルをぶすぶす刺して固めていきます。
このときの注意点
・同じ場所を何度も刺さないようにカタマリを回転させてニードルを刺しましょう!
・ニードルはしっかり刺します。太くなっている部分までグサッ!と刺しましょう!
・指で挟んでカタマリを固定している場合は指を刺さないように!
・単純作業で暇だからと言って動画を見ながら作業をすると指を刺します(経験談)
STEP⑦
時々、丸くなるように指で丸くしていきます。
いろいろな方向から深くニードルを刺し続けていると、少しづつ固くなってくるのが分かります。
たぶん、10回ぐらいから固くなってきて、30~40回ぐらいでほつれないぐらいの固さになります。
ある程度固まってくれば、OK。
STEP⑧
バイスにフックを付けていつものフライを作るように下巻きを行い、フィニッシュまで行います。
STEP⑨
エッグを刺します。(刺す場所は色々と試してみてください)
いったん奥まで刺したら、少し戻します。
STEP⑩
下巻きの部分に瞬間接着剤を塗ります。
その後、カタマリを下巻き部分まで移動させて完成です♪
丸く綺麗なエッグフライの完成です。
実際に作ってみて
この作り方は、一般的なエッグより作成時間がかかります。
普通にエッグフライが巻ける方は、あまりメリット無いかもしれませんね。
大体3分~4分ぐらいで1個作れます。
あと、自分はカタマリを指でつまんでツンツンしてましたが、「フェルティングマット」というものがあればその台の上にカタマリを置いてツンツンできますのでやりやすいかもしれません。
マットは手芸専門店にあるそうです。ダイソーとかにもあるかもしれませんが、まだ見つけてないです。
コストパフォーマンスは相当高いかと。
ダイソーのアクリル毛糸以外に、通常エッグフライを作るときのマテリアル「エッグヤーン」でも同じ様に作ることができます。
下記の写真にあるチャートのエッグは、エッグヤーンを使って作ってみました。
実釣…と行きたいところですが…
仕事が立て込んでいて、岡崎トラウトポンドにテスト行けないので、また次回。